Chantal Thomass Collection.



1975年設立のフランスを誇るランジェリーブランド。

ブリジッド・バルドーも顧客だったことで知られています。

やはりランジェリーのイメージが強いシャンタル・トーマスですが、

当時は洋服にも力を入れていて、コレクションもコンスタントに発表していました。


ランジェリーブランドだからこそ提案できるレースやフリル使いは

女性心を掴まれるものが多いです。

レースやフリルと聞くと、甘くなりすぎるのではと思われるかもしれませんが、

大人の女性が着れるフェミニンなスタイルとなっています。

そしていつ見ても洗練された雰囲気でタイムレスな印象がうかがえます。


今までの買い付けの数はそこまで多くはないのですが

たまに当店で入荷すると、シャンタル・トーマスをご存じなかった方でも魅了される方が多いです。


そして今回も数点フランスで1985年、1991年のコレクションを買い付けることができました。



まずは1985年のコレクションから。

こちらはまさにといった、シャンタル・トーマスらしいデザイン。


肌の見せ方をきちんと計算していることが見て取れる、この素晴らしいレース使い。

ネックのさり気ないボタンの配置に

ウエスト切り替え部分のギャザーが程よいボリューム感を出してくれ、

なんとも愛らしい一着となっています。

デニムやフレアのロングスカートにサラッと合わせたいですね。



そしてお次は意外性をひしひしと感じるこちらのリネンジャケット。

同年のコレクションでも違った表情を見せてくれます。


ライトベージュでショールカラーがハンサムな雰囲気。

肩の部分がメッシュになっていて、

ロングジャケットでも重くならず、非常に涼しげな印象です。



今時期のジャケットを探そうとすると、予想以上に見つからないものです。

ヴィンテージリネンというコンディションが難しい素材ということも含め、非常に珍しい逸品。





続いて1991年コレクションへ。

セットアップかのように馴染んでますが、

流石同年のコレクションだけあって違和感のないスタイリングに仕上がってます。

ショート丈のユニークなブラウスに

いい意味でヴィンテージさを感じさせないモードなロングスカート。



短めのボウタイにショルダーとウエストのメリハリあるシルエットが

50年代の要素を感じられるブラウス。

ボタンは不揃いな模様のデザインで当時ならではの遊び心も垣間見えます。

ウエストがとてもタイトに見えますが、

伸縮性に富んだ生地を使い圧迫感のない着心地になっています。

機能性もきちんと考えられているのが嬉しいですね。



そしてシャンタル・トーマスにしては意外性のあるアシンメトリーになったスカート。

たっぷりと生地を使い、動きのあるシルエットが実にお洒落です。

この丈感が現代のファッションにもいい具合に調和してくれています。

エッジはきいてるものの包みボタンを合わせ

パーツは控えめにまとめているところもたまりません。




最後は変わり種で小物をご紹介。まずはストローハット。

基本的に状態が非常に難しいアイテムですが、

素晴らしいコンディションで買い付けに成功しました。


前のツバが広めにとっていて、シルエットが実にエレガントです。

かぶっただけで瞬く間に夏の気分にしてくれる

ヴィンテージの帽子はサイズを合わせるのも難しいのですが、

夏の帽子をお探しの方は、是非合わせてみてくださいませ。





そして最後はシューズです。

パイピングのようにステッチが入っていて、

ブラックとオフホワイトのコントラストが見るからにお洒落なデザイン。


キャンバス地がベースですが

光沢感のあるロープ状の紐でドレッシーな要素も加わっています。

どの角度から見ても、美しいカット。

リラックス感のあるスタイルから

ちょっとしたお出掛けにも合わせられそうです。





以上、今回買い付けのシャンタル・トーマスでした。


今でも古さを感じさせないデザイン性は、彼女の卓越した才能を感じ取ることができますね。


少しでも彼女の魅力が伝われば幸いです。






THE BRISK.