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Jean Paul Gaultier


先日、代官山のKASHIYAMA DAIKANYAMAにて

10月13日まで開催されていた

Jean Paul Gaultierの企画展に行ってきました。

写真撮影可ということで、たっぷりお写真も撮らせていただきました!

ゴルチエといえば、

マドンナのコンサート衣装がよく知られていますよね。

このお衣装、皆様も一度は目にした事があるかと思います。

こちらのお衣装をデザインされた【ジャン=ポール・ゴルチエ】ですが

195年パリ生まれ、

デザイナーになる為の教育は受けず

お針子だった祖母から幼少の頃より遊びながら基礎を学んだそうです。

その後自身でスタイリストにスケッチなどを送り、

その実力が認められピエール・カルダンのアシスタントに採用されます。

そして1976年に自身初のレディースライン、

Jean-Paul GAULTIERを発表します。

当店でも主に80年代のゴルチエのヴィンテージクローズを買い付けており

既にお馴染みの方も多いかと思います。

ひときわ斬新なデザインに一段と目を惹かれるゴルチエの服ですが、

身に着けてみるとヨーロッパらしいエレガントで女性らしい雰囲気があり

格好良く着ることが出来ます。

今回の企画展では、

今回の為に特別に用意された写真や限定商品、カフェスイーツなど

様々な企画をされていたのですが、

今回はメインギャラリーにて展示されていた

貴重な14体のオートクチュールをご紹介させて頂きます。

このようなエントランスから始まります

ゴルチエさんのサインもとっても可愛かったです。



このようにオートクチュールが展示されていました。


なかなかんこんなに間近でオートクチュールのドレスを見れる機会はないので、

隅々まで堪能させて頂きました。

14体分全てお話ししたいところですが、

今回は私のお気に入り数点をご紹介させて頂きます。



まずはこちら

日本人にはとても嬉しい歌舞伎がテーマの2体。

なんと帯を使用しておりました!

胸の部分の立体感がゴルチェらしいですね。

常識にとらわれすぎずも伝統的な雰囲気は残していて、本当に格好良いです。

着物も洋服の形にすることで、更に身近に感じられますね。

最高の和洋折衷です。

続いては

こちらのまるで海の女神(戦士?)のような美しいドレス。

なんと胸部分に、エイ革を使用しているようです!

エイ革、初めてちゃんと目にしたように思います。

このエイ革の固そうで強い雰囲気と、

流れるようなシフォンスカートの組み合わせが

なんとも格好良かったです。

他にも細かくご紹介したいものが沢山ありますが、

今回の展示ではプリント技術を駆使したものが目立っておりました。

人物の顔がプリントされているのですが、分かりますでしょうか?

奥に見えているグリーンのドレスにも顔がプリントされています。

近くで見るとただの柄のように見えたのですが、

遠くから見た時のインパクトの強さに驚きました。

また素材や技法もそれぞれ異なっており、

ベルベット、ニット、レザーなどの全く違う素材に、それぞれに合った技法で

顔が表現されていました。

全てが本当に自由な発想から出来上がっている、唯一無二のドレスでした。

正面ステージのスクリーンでは、今年7月にロンドンにて開催された

「Fashion Freak Show」の特別編集版映像が流れておりました。

ミュージカルとファッションショーというまったく新しいエンターテイメントで

ゴルチエの半生を物語るというものなのですが、

なんと、作者・監督・舞台デザイナーの3役を、ゴルチエ自身がしているのです!

短い映像でしたが、その面白さに見入ってしまいました。

もちろん衣装も全てゴルチエの洋服で、

さらに歌と踊りも加えてその世界観が表現されており、

少しばかりゴルチエの頭の中をのぞいたような気分になりました。

2018年にパリで最初に上演され、

まだパリとロンドン以外では上演されていないとのこと。

日本での上演に期待が膨らみます!

ワンフロア―のオートクチュール展示でしたが、

ゴルチエの世界観を堪能することが出来、

ゴルチエの服が更に魅力的に、身近に感じられるようになりました。

そんなゴルチエの服ですが、

当店でも80年代のヴィンテージ物を見て頂くことが出来ます。

是非一度、直接手に取って、身に着けて、

最高に格好良くて唯一無二な

ジャン―ポール・ゴルチエの世界観を体感してみてください。

THE BRISK


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